日本基督教団安岡教会

聖餐式

聖餐式について
礼拝の中で、聖餐式(せいさんしき)が行われているときがあります。パンとぶどう酒を食する儀式です。すでに洗礼を受けておられる方、あるいは幼児洗礼を受けて信仰告白をされた方は、カソリック、プロテスタントを問わず、どこの教会で洗礼を受けた方も聖餐式に与ることができます。
まだ、洗礼を受けてない方、幼児洗礼のみで信仰告白をされていない方は、ご遠慮ください。
これは、差別ではありません。誰でも、ナザレのイエスをと告白することは、等しく許されているからです。
聖餐式の時に読まれる式文の序詞を記します。

聖餐式の序詞

わたしたちは、今、主イエス・キリストの定められた聖餐にあずかろうとしています。主は、わたしたちの罪のために十字架にかかり、その死によって世をあがない、わたしたちを招いて、功のないままに神の子とし、永遠のいのちを約束されました。その測ることのできない愛と恵とをわたしたちの心に刻みつけるために、主は聖餐を制定されました。「ふさわしくないままでパンを食し主の杯を飲む者は、主のからだと血とを犯すのである。」また、「主のからだをわきまえないで飲み食いする者は、その飲み食いによって自分にさばきを招く」と勧められています。かえりみて、おのおのの罪を深く悔い改めなければなりません。このようにして信仰と真実とをもって聖餐にあずかりましょう。キリストのからだと血とにあずかるとき、キリストはわたしたちのうちに親しく臨んでおられます。また、この恵のしるしは、わたしたちすべてを主において一つにします。いま、み霊の神に支えられて、この聖餐にあずかり、ひたすら主につかえ、その戒めを守り、互いに愛しあいながら主の再び来たりたもう日を待ち望みたいと思います。

この恵のしるしは、わたしたちすべてを主において一つにします。
それは、わたし達を羊にたとえるなら、主イエスを飼い主とする群れに加わった。加えられたということを確認する儀式でもあります。パンとぶどう酒を、キリストの肉と血とみなして、十字架上で、わたし達のために犠牲となられたキリストの死を思い起こす儀式です。聖餐式は、大変神聖視してきました。
誰でも、この群れに加わることができます。しかし、それには、悔い改めてイエスが救い主であり、自らの主であることを告白して洗礼を受けることが必要です。
未受洗者だからといって、他のことにおいて、差別するという意図は全くありません。
そして、全ての人が、何時の日か、神を知り、キリスト・イエスを信じ洗礼を受けられることを祈っています。